『消費者行動と商品開発』 ~消費者心理
おはようございます。ヨッシーです。(笑)前回は、ファンの作り方を消費者行動との関係においてお話しました。
今回は、消費者行動と新商品開発ついて説明していきたいと思います。
かつて昭和30年代から日本が高度経済成長期を迎えるまでの時期でしたら世の中に物がなく、メーカー主導で商品を開発し、販売すれば物が売れていました。その当時、一般の人達の憧れの商品は、その頭文字を取って3種の神器「3C」と呼ばれていました。つまり、その3CとはCar(車)、Cooler(クーラー)、Color TV(カラーテレビ)の3種です。メーカー主導で商品開発することをマーケティングでは「プロダクト・アウト」と呼んでいます。
顧客の持っている潜在的な欲求(Wants:ウォンツ)を満たし、消費者のニーズ(Needs)に即した商品開発をする作業をここではしていました。それから、世の中も豊かになり、個々人の趣味趣向に合わせた多種多様な商品開発を行い、多品種小ロットで生産し、販売していました。
消費者個々人のウォンツに焦点を合わせた商品開発をマーケティングでは「マーケット・イン」と呼んでいます。ここで有効的なのが、アンケート等を用いて消費者のウォンツ、ニーズを読み取ることです。
アンケートには、消費者の望んでいる答えが消費者の言葉で書かれています。ですから自分が知りたい項目を入れたアンケートを作成し、そこに記述された答えを読み取り、分析すれば、どのような商品を消費者が望み開発すれば良いのかが分かります。それは、チラシやホームページ、看板、広告等の消費者に向けた広告物や告知物、情報発信でも有効的です。
そして、さらに時代が進み、インターネットやSNS等のインフラが整備され隆盛化してきている現代、そして未来において、商品開発は消費者がいまだ自分自身で気づいていない潜在意識下にあるウォンツを読み取り、一歩先に進んだ商品開発をすることが重要かつ必要になっています。ここでは、技術の進歩とも密接に関連しています。このことをここでは、私は「潜在意識下マーケティング」と呼ぶことにします。
しかし、プロダクト・アウト➡マーケット・イン➡潜在意識下マーケティングに共通しているのが、消費者が困っていることを解決するサービスや商品開発を提供することです。また、困っていることを解決することは、世の中のためになり社会貢献にもなります。
次回は、困っていることを解決させる商品開発に関して時代を追って具体的な事例を挙げてお話しを深めていきたいと思います。